個人から法人になる時はどんなステップを踏めばいいのか
個人事業主として事業を行って来た人の中には事業の規模が大きくなってきたことなどを理由に、法人に変えようという方がいらっしゃいます。
そこで今回の記事ではそういった人たちを対象に、実際に個人事業主から法人に移行するときにはどういったステップを踏めばいいのか解説してみたいと思います。
個人から法人へ移行する時のステップを解説
個人事業主から法人へ移行する時に必要なステップは大きく分けると4つに分けられます。
ステップ1.個人事業主の確定申告を終わらせる
まずは個人事業主として事業を行っていた時の確定申告を必ず終わらせておきましょう。
確定申告をしておかなければならない期限としては、個人事業主として活動を終えた翌年の3月15日までとなっていますので、法人に移行する際は必ずこの期限までに終わらせておいてください。
ステップ2.個人事業者の資産と負債を引き継ぐ
そして次に個人事業主として活動していた時の資産と負債を法人へ引き継ぎます。
引き継ぐ際に今ある特定の手続が必要なのですがこの手続きがわからない場合、もしくは時間を取れない場合は税理士さんなどの専門家に依頼をすると良いでしょう。
ステップ3.契約を法人に変更する
これまでは個人事業主として事務所を借りていたり、光熱費を契約していたと思いますが、法人に移行した後は法人として契約をし直す必要があります。
ですので、個人事業主として活動していた時にしていた契約を全てチェックし、その契約先などに連絡をして法人契約と変更しましょう。
ステップ4.設立登記など会社を設立するために必要な手続きをとる
そして最後のステップとしてあるのが設立登記など会社を設立するために必要な手続きをしっかりと取るということです。
このステップに関しては非常に複雑なものとなることが多いので、ご自身で全てを行う自信がない、もしくは手続きにかける時間がないという方は、先ほどもご紹介したように専門家に依頼をするとということをお勧めいたします。
さて今回の記事ではここまで個人事業主から法人へと移行する際に必要なステップについて簡単にご紹介してきましたがいかがでしたか?
今回ご紹介した内容が少しでも役に立てば嬉しく思います。
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この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。